【経験談】可茂IT塾出身のFlutterエンジニアとして5年間働いてみた

この記事は、【 可茂IT塾 Advent Calendar 2024 】の11日目の記事です。

こんにちは。可茂IT塾メンバーのmakumaakuです。
現在はエンジニア5年生ですが、次回ブログを書く段階では6年生になっていそうなので、これまで5年間の経験を振り返り、まとめていこうと思います。

はじめに

僕がエンジニアになる前からエンジニア3年目までの経験談は以下の記事にまとめてあります。 興味があればぜひ読んでみてください。
https://www.kamo-it.org/blog/engineer_three_years/

エンジニア4年目

エンジニア3年目を終える頃にはフリーランスとして仕事を獲得するイメージが湧き、4年目は3年目に獲得した案件に対してひたすらにコミットしていました。
主に2案件に携わっており、両方合わせて160時間以上は稼働できる状態を確保できていたので、収入面もかなり安定させることができました。
フリーランスエンジニアとして一つの目安だと考えていた年商1000万も達成できそうだなという感覚に。
(途中で会社員になってしまいましたが達成できました。)
携わっている案件でも元からいたメンバーが抜けたりするなどして、PMやモバイルのリードエンジニアとしての仕事をするようになり、成長を感じた1年となりました。
一方で、心の中では、「お金は稼ぐことはできるけれど、外部からサポートするだけの業務委託は少し寂しくもあるな..」と感じることもありました。

4年目での転機

2023年9月のとある1週間で仕事のために東京へ滞在する機会がありました。
以前プロジェクトでお世話になっていた先輩が借りている1件屋に1週間泊めてくださるとのことで、お邪魔していました。
その先輩は一緒に働いていたプロジェクトを離れ、起業していました。定期的に話す機会はあったので、順調に資金調達できたところまでは僕も把握していました。
とある夜、1件屋で話していたところ、「まーくもうち(の会社)にきなよ」と誘っていただきました。
自分的には社交辞令の可能性もあるなと感じており、「みんなに言ってるんだろうな..」ということで、お礼だけ伝えて特に入社する気はありませんでした。
しかしちょうどフリーランスに寂しさを感じている時期でもあったため、多少の迷いはありました。
そこで、「この1週間でもう１回誘われたら入社しよう」と心の中に決め、案件に没頭していました。
滞在する1週間の最後の日に、もう一度先輩と話す機会があり、再度会社に誘ってもらいました。
心の中で決めていたので、その場では「分かりました。真面目に検討します！」と返答しながらも、意思は固めていました。

東京からの帰り道にて、「入社します！」と意思表示をしました。
「最速でいつですか？」と尋ねたところ、2023年10月とのことだったので、「2023年10月1日に入社します！」と返答し、物件を探し始めました。
物件も内見なしで決定し先輩に連絡すると、「入社準備が整っていない！！」と焦っていました笑
予想よりも早かったため、逆に困らせてしまっていたようですが、なんとか諸々の処理を整えてもらい、2023年10月から入社することができました。
今までお世話になっていた全ての皆さんに事後報告になってしまったことを、この場を借りてお詫びしたいです。申し訳ありませんでした！！

会社員としてのエンジニア5年生

会社員になってすぐの頃は、僕が受けていた案件を会社に渡すことで、それら業務を継続していました。
それに加え自社サービスの開発をするくらいだったため、あまり会社員になった感覚は芽生えていませんでした。
しかし、2024年1月から現在の役員メンバー達が本業だった会社を退職し、メンバーに加わりました。
同じ屋根の下、会社を成長させるために毎日働くうちに会社としての一体感を感じ、「チームなんだな。」と実感し始めました。

2024年4月には、資金調達ができず倒産の危機もありましたが、なんとか全員で乗り越えることができました。
ジェットコースターのような経験を皆で乗り越えることにより、チーム(会社)の団結力はさらに強まった気がします。

初めて部下ができました

2024年10月1日に、エンジニアメンバーが1人入社してくれました。
代表の兄弟でもあり、以前のプロジェクトでも多少の親交があったため、明確に部下という意識はなかったのですが、役職的には上司と部下となったようです。
最初は「各々がどれだけ成果を出しているのか」という考えでしたが、徐々に「チームとしてどれだけの成果を出しているのか」という考え方に変わってきたように感じています。
自分一人の力では限界があり、チーム目線で出力を上げるためにはどうしたら良いのだろうと。
自分の現在の答えは、目の前の仕事にコミットするというよりも部下にコミット(投資)する方が良いのではないかというものです。
部下の成長がチームの成長なので、部下の成長に投資すべきだと考えています。
正直エンジニアとしての成長は大きく実感できていませんが、

• どうしたら人は自分についていきたいと思えるのか
• どうしたらモチベ高く仕事に取り組んでくれるのか

などフリーランスエンジニアをやっていた頃とはまた別の考えが自分の中に芽生えたことが成長だと実感しています。
現在では人に対してGiveの精神で接し、何かGiveできることはないかを探りつつ生活するように意識しています。
今までもらってばかりの人生だったため、まだ受け身な姿勢が根付いてしまっていますが、意識的に変えていこうとしているポイントです。

最後に

自分はこの可茂IT塾に育てていただき、人生がとても豊かになったと感じております。
Flutterエンジニアとしてキャリアスタートを支援していただき、一人前になるまで育てていただきました。
本当に感謝しかありません。
今後エンジニアの道を突き進むのか、それとも違う道へ歩むのか、自分でも分からない状況ではあるのですが、大きく羽ばたくことが産みの親への恩返しであると考えています。
2025年4月から社会人/エンジニア6年目を迎えるため、気を引き締めて頑張ります！！

現在は日本GXグループ株式会社に所属しており、カーボンクレジットの取引所サービスの開発をしています。
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