Flutter
でアプリを開発する上では、シミュレーターや実機デバイスを用いることが多いと思います。
その時に、シミュレーターや実機デバイスでアプリを起動すると、画面の右上にDEBUG
と言う赤色のタグ
をよく見かけると思います。
今回の記事では、写真の黄色の枠で囲われた部分の削除方法を紹介していきます。
DEBUG
タグを消す方法DEBUG
タグを消す方法は以下のようにします。
import 'package:flutter/material.dart';
void main() {
runApp(const MyApp());
}
class MyApp extends StatelessWidget {
const MyApp({super.key});
Widget build(BuildContext context) {
return MaterialApp(
debugShowCheckedModeBanner: false, //ここで削除
title: 'Flutter Demo',
theme: ThemeData(primarySwatch: Colors.blue),
home: const MyHomePage(title: 'Flutter Demo Home Page'),
);
}
}
class MyHomePage extends StatefulWidget {
const MyHomePage({super.key, required this.title});
final String title;
State<MyHomePage> createState() => _MyHomePageState();
}
class _MyHomePageState extends State<MyHomePage> {
int _counter = 0;
void _incrementCounter() {
setState(() {
_counter++;
});
}
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
appBar: AppBar(title: Text(widget.title)),
body: Center(
child: Column(
mainAxisAlignment: MainAxisAlignment.center,
children: <Widget>[
const Text('You have pushed the button this many times:'),
Text(
'$_counter',
style: Theme.of(context).textTheme.headline4,
),
],
),
),
floatingActionButton: FloatingActionButton(
onPressed: _incrementCounter,
tooltip: 'Increment',
child: const Icon(Icons.add),
),
);
}
}
DEBUG
を消すには、MaterialApp
内に以下の内容を記述するだけで実装できます。
debugShowCheckedModeBanner: false,
これでDEBUG
を削除することができました。
DEBUG
タグはなぜ存在するのか?DEBUG
タグはアプリがデバッグモードを示すために存在します。
このタグの使用用途は、デバッグモードの時にアプリの挙動が遅いと指摘されないようにするために使います。
デバッグモードとは開発でバグ修正する時に使用するビルドモードのことを言います。ブレークポイントの設定やFlutter
の強みであるホットリロードの機能は、このモードでのみ使うことができます。
このように、デバッグモードではデバッグするための機能が使えるため、その分アプリは最適化されず、実行速度などのパフォーマンスは低くなります。
そのため、デバッグモードのアプリの挙動とリリースモードでのアプリの挙動は異なるので、DEBUG
タグを表示することで、デバッグモードとリリースモードを視覚的に判断することができます。
いかがだったでしょうか?
シミュレーターや実機デバイスでのビルドの時に気になっていたDEBUG
タグの削除は簡単にできることが分かります。
この記事がDEBUG
タグを消したい方やなぜ存在するのかを知りたい方のお役に立てれば幸いです。
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